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FTPサーバーvsftpdのインストールからFTPソフト接続までの方法(CentOS7)

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FTPサーバパッケージのインストール&設定

インストール

FTPサーバ「vsftpd」をインストール。

yum install vsftpd

 

設定

以下を実行して、好みに応じた設定に変更して保存。

vi /etc/vsftpd/vsftpd.conf

操作方法は以下。
移動 = 矢印キー
編集モード開始 = i
編集モード終了 = esc
検索 = /キーワード
保存して終了 = :wq
保存せずに終了 = :q
(→詳しい操作方法

以下のような設定になっていると良いと思われ。

//匿名ユーザーのログインを拒否
anonymouns_enable=NO

//アスキーモードを有効にする(不要な改行コードを付けない)
ascii_upload_enable=YES
ascii_download_enable=YES

//ホームより上のディレクトルを参照できるようにする
chroot_local_user=YES
chroot_list_enable=YES
chroot_list_file=/etc/vsftpd/chroot_list

//フォルダを含む一括転送を許可
ls_recurse_enable=YES

あと、以下を最後の行に追加しておけば良いと思われ。

//パッシブモードを有効にする
pasv_promiscuous=YES
pasv_min_port=50001
pasv_max_port=50020

//リスト内のユーザーのみ可能にする
userlist_deny=NO

//日本時間にする
use_localtime=YES

 

サーバ起動時にvsftpdを自動起動するようにする。

systemctl enable vsftpd

vsftpdを起動

systemctl start vsftpd

 

以下でFTPユーザーを登録(hogeraの部分に任意のユーザー名を入力)。
「adduser: 警告: ホームディレクトリが既に存在します。skel ディレクトリからのコピーは行いません。」とか、エラーメッセージが出るかもだけど無視!

adduser --shell /sbin/nologin --home /var/www hogera

以下でパスワードを設定。
パスワードは二度入力する事(入力不可視になってるので注意)。

passwd hogera

 

user_listファイルを編集し、FTPユーザーを追加(最後の行に先程のユーザー名を追加)。

vi /etc/vsftpd/user_list

ホームディレクトリの外に出れないユーザーを作るなら以下でユーザー名を追加する。

vi /etc/vsftpd/chroot_list

vsftpdを再起動

systemctl restart vsftpd

 

ファイルの所有者をFTPユーザーに変更※。
※FTP通信はroot権限での接続はできないのに「/var/www/html(デフォルトのwebサイト設置位置)」はroot権限以外書き込みができない為、その対策として。
以下は、ユーザー名がhogeraの場合。

cd /var/www
chown -R hogera /var/www/html

 

 

ftpソフトの接続

FTPソフトをダウンロード&インストール

今回は定番ソフトFillZillaを使用する。
こっからダウンロードとインストールをする → FileZillaダウンロードサイト

設定・接続

ソフト起動後、ファイル(F) → サイトマネージャー(S) → 新しいサイト

とクリックしていき、サイト名を入力。
右側の”一般”タブ内に以下を入力して「接続」をクリック。

ホスト = IPアドレス(ドメインと関連付け済みならドメイン)
ユーザ = 設定したユーザー名
パスワード = 設定したパスワード

FileZillaの設定画面

 

以上!

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