私のサイトやショップにおいての成約率UP方法は、今まで「『こうすれば成約率が上がりそうだなぁ』という漠然とした予測に基づくデザインやテキストの変更」がメインでした。

ただ、この「漠然とした予測に基づく変更」は、もちろん予測を外す事もあり、非効率的。
ユーザーの行動を把握して、効率的に成約率を高めるための変更箇所を知る事が重要だとは常々考えていました。

とそこに、前々から一応導入はしていたものの、ガッツリ活用はしていなかったPtengineという無料アクセス解析ツールを思い出し、その機能の1つであるヒートマップを活用する事にしました。

 

 

ヒートマップとは? Ptengineのヒートマップのデモを見てみよう

まずは、「ヒートマップとは何?」という方もいると思いますので、実際にPtengineを使って表示させたヒートマップを以下に掲載します。
リンク先で実際の画面に近いものが見れるので、どんなものかを体感してみてください。

 

ちなみにwebマーケティングの世界で言うヒートマップとは、個々の計測値を色で表現する事によって、視覚的・直感的に状況を把握するための画像やページの事を意味します。

また、Ptengineで扱う事のできる2つのヒートマップのうち、
クリックヒートマップとは、クリックされた場所を点で表したもので、クリックの数が「少ない → 多い」を「青 → 赤」の色温度で表現しています。

もう1つの、アテンションヒートマップとは、ページを表示していた時間を面で表したもので、その時間が「短い → 長い」を「青 → 赤」の色温度で表現しています。

 

パソコンからの訪問者を計測したヒートマップ

クリックヒートマップ
パソコンからの訪問者を計測したクリックヒートマップ

アテンションヒートマップ
パソコンからの訪問者を計測したアテンションヒートマップ

 

スマホからの訪問者を計測したヒートマップ

クリックヒートマップ
スマホからの訪問者を計測したクリックヒートマップ

アテンションヒートマップ
スマホからの訪問者を計測したアテンションヒートマップ

 

ヒートマップ管理画面の仕様

Ptengineのヒートマップ管理画面では、上記のヒートマップをより活用できるよう、以下のような機能が搭載されています。

  1. 1日~1ヶ月まで計測期間を設定可能
  2. 「すべて」「PC」「スマホ」「タブレット」「その他」の5項目で、デバイスごとの結果を表示可能
  3. 参照元や検索エンジン、地域やURLタグ等で訪問者をフィルタリング可能
  4. それらのヒートマップを左右に並べて比較する事が可能

Ptengineのヒートマップ管理画面

無料版の場合、ヒートマップ解析の対象を1ページしか設定できませんが、調査ページを1つに絞って都度改善案を出していくスタイルで使えば問題なし。改善したら、調査対象を他ページに変更しましょう。

 

 

具体的なヒートマップ活用方法の例

さて、ではヒートマップをどのように活用すれば、成約率アップに繋がるでしょうか。

今回例として用いたブログ記事が「詐欺メール」の記事なので、ちょっと成約の形が分かりづらいのですが、一応、「広告クリック」や「記事をちゃんと読んでもらう事」「SNS共有してもらう事」等にしています。

以下、その具体例です。あなたのサイトに置き換えて読んでみてください。

活用事例1.離脱時の導線

以下は、クリックヒートマップでの記事の最後の行です。

クリックヒートマップで解析

これを見ると、何度かクリックされている緑色の部分が「日本ブログ村へのリンク」だと分かりました。

ブログランキングの上位表示に貢献するこのリンクもある程度有効なのは分かりますが、どうせなら、そこに向けてページを離脱されるよりも、できればSNSボタンやアドセンスをクリックして離脱してもらいたいという考えが生まれると思います。

そこで、この主張しすぎているリンクをSNSボタン群の末端にでも移動し、変わりにここにアドセンスを移動します。
そうすると、広告収入のアップが見込めると思います。

 

活用事例2.最注目部分の有効活用

以下はアテンションヒートマップで、一番長く見られていた箇所(赤い部分)の前後です。

アテンションヒートマップでの解析

このページでがっつり赤い部分はここのみなので、訪問者がこの部分を知りたかった(興味があった)可能性は非常に高いと思われます。

だとすると、この興味・関心を利用して、この部分に記事を読み返したくなる文章や、コンバージョンに繋げるリンクを挿入する事が好ましいと思われます。

例えば、
上記デモページは「とあるメールが詐欺メールなのかどうかを問う内容」なのですが、一番見られている部分(赤い部分)の内容は「これは詐欺メールです。終わり。」的な文章が展開されていますw

これを改変し、「第2第3の詐欺メールが来るのは必定。前述したようにメールの属性や攻撃者の意図をきちんと把握する事が対策になります」とか、「これが詐欺メールであるかどうかを事前に把握するためにも、信頼あるセキュリティソフトを導入しましょう→おすすめソフト○○○」とかを付け加えると訪問者も私(記事投稿者)もハッピーになれると思います。

 

活用事例3.離脱率の把握による施策立案

活用事例2のアテンションヒートマップを再び活用します。

全体像を見ると分かるのですが、このピーク部分(赤い部分)に来るまでに、訪問者は結構な量飛ばし読みしています(青い部分が多く散在)。
そして、結局このピーク部分までたどり着いている訪問者は、全体の約3分の1になっているのが分かると思います(横に引かれた点線上の数値参照)。

要はピーク部分に来るまでの間、訪問者の興味を引けるものがなく、ダラダラと無駄な文章が多すぎた可能性が考えられます。

となると、ピークに達するまでの間に、ユーザーの興味をひく見出しや画像を挿入し、離脱率を下げる施策が有効かもしれない、という仮定を立てる事ができるわけです。

 

とまあ、とりあえず活用例を3つほど挙げてみましたが、
これ全部やればいろんな部分の成約率が改善されるかと思われです。

もちろん、これらはヒートマップがなくても「漠然とした予測に基づいて」改善案としてあがる事はあると思います。でも、ヒートマップによる根拠をもつ事で、「実行してみたら見当違いだった」という可能性は下げる事ができると私は考えます。

 

Ptengineのその他の特徴

とまあ、Ptengineのヒートマップについて書いてきたわけですが、
もちろんこのツールはヒートマップだけのツールではなく、非常に多機能なアクセス解析ツールなわけです。

ということで、最後にこのアクセス解析ツールの大まかな特徴を列挙して締めくくりたいと思います。

  1. ヒートマップを活用できる(無料版は1ページ)
  2. 有用で多機能なアクセス解析が可能(大手企業も導入)
  3. PVが1ページでも滞在時間を計測できる(1ページものにも最適)
  4. 管理画面が直感的に操作できる(2013年グッドデザイン賞受賞
  5. 広告なし&無料で利用できる(有料版もあり)

以上!
ではまた(≧∇≦)/


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