PR

やよいの青色申告オンライン版とパッケージ版の違い。比較表作ってみた

やよいの青色申告にはオンライン版(クラウド版)とパッケージ版(インストール版)があります。
(正式には、オンライン版がやよいの青色申告オンライン。パッケージ版がやよいの青色申告23
でも、この2つの違いってイマイチよく分からないと思いません?

周りに聞くと、オンライン版でのみ、銀行明細やクレジットカードなどのデータを自動取込みできると勘違いしている人もチラホラいました。

まあ、実際私もそのクチだったんで偉そうなことは言えませんが、その違いについて猛烈に気になったので実際に使って(&弥生に電話して)調査してみました。

やよいの青色申告16とやよいの青色申告オンライン画面

やよいの青色申告オンライン版とパッケージ版の比較表

  オンライン版(クラウド版) パッケージ版(インストール版)
料金(税込)

セルフプラン=9,680円/年
(初年度無料)
ベーシックプラン=15,180円/年
(初年度7,590円/年)
トータルプラン=13,200円/年
(初年度26,400円/年)

セルフプラン=9,680円/年
ベーシックプラン=15,180円/年
トータルプラン=26,400円/年

対応OS Windows、Mac Windows
他端末利用 制限なし 合計2台のPCにインストール可能
スマホ入力
所得種類 一般事業、不動産 一般事業、不動産
自動取込・自動仕訳
仕訳入力 複式簿記のみ
(初心者向けのかんたん取引入力あり)
簡易帳簿あり
(初心者向けのかんたん取引入力あり)
レポート機能 グラフを用いた視覚的なレポート

日別取引レポート・残高試算表・損益レポート・科目別損益レポート・取引先別損益レポート・賃借レポート

数字でのレポート(グラフに切り替え可)

残高試算表・補助残高一覧表・日計表・現預金明細表・消費税集計表

e-Tax対応
確定申告書の作成 STEPに沿って必要項目を入力
(青色申告決算書、確定申告書・第一表~第四表)
実際の提出用紙と同じ様式のフォームに入力
(青色申告決算書、確定申告書・第一表~第四表)
データ保存 クラウド上に保存 クラウド上に保存、PCに保存
スピード 通信環境に依存 快適

 

解説

料金

オンライン版は、キャンペーン価格として、サポートなしのセルフプランが初年度無料。メール・チャット・電話によるサポートがついたベーシックプランが初年度7,590円。ベーシックプランより高度な相談も可能なトータルプランが13,200円と、初年度は安いです。
ただ、通常価格に戻る2年目以降は、価格はまったく同じです。

ちなみにトータルプランは、メール・チャット・電話で仕分・経理業務・確定申告相談ができるので、まだ経理業務に自信がないという方は絶対に加入した方が良いと思います。(参考→オンライン版サポートプランパッケージ版サポートプラン
ちなみに私は、青色申告11年目にしてやっとトータルプランからベーシックプランに切り替えました。
やっぱり電話等で即悩みが解決すると、帳簿作成時の効率が全然違うので、完全に慣れるまでは、自分の時間給を考えたらトータルプランがおすすめです♪

対応OS

オンライン版はMacも対応しています。

他端末利用

パッケージ版は合計2台のWindowsパソコンにインストールできます。
デスクトップPCとノートPCそれぞれに入れて、使い分けできますね。

対してオンライン版はブラウザ上で立ち上がるので、最新ブラウザが導入されていれば、何台PCを使おうが関係ありません。
ただし、ログインID・パスワードが漏れてしまうと誰でもどこでも編集できてしまうので、セキュリティは要チェックですね。

スマホ入力

オンライン版のみ、出先でペペッとスマホ入力できちゃいます。
ただし、正式に対応してるのはiPhoneのみです。
App Storeから専用アプリをインストールしての操作になります。
理論上はAndroidでもiPhoneでもブラウザからログインすれば操作はできるはずなのですが、そこは正式サポートはしていないようですね。

所得種類

オンライン版も不動産所得に対応し、両ソフトともに、一般所得・不動産所得に対応している状態となりました。
ただしオンライン版は、2023年2月17日現在、不動産売買の際の譲渡所得の内訳書の作成に対応していませんので、別途内訳書を作成して、結果のみを入力する必要があるので注意が必要です。

自動取込・自動仕分

オンライン版、パッケージ版ともに問題なく可能です。

仕訳入力

パッケージ版の方は、現金出納帳・預金出納帳など、貸方・借方の一方が決定した状態で入力できるフォームがいくつか用意されており、貸方・借方を意識せずにサクサク帳簿付けする事が可能です。
もちろん、対応した勘定科目以外は通常の複式簿記入力なので、すべてが複式簿記入力のオンライン版と比べて、どちらが楽かは意見が別れるところでしょうね。

レポート機能

個人的には、オンライン版の方が若干見やすいような気がします。
パッケージ版のグラフは、ソフトという枠組みがあるせいか、少ししょぼい感じがしますw

確定申告書の作成

パッケージ版は、実際の提出用紙とほぼ同じ形のものが画面に表示され、そこに直接入力できる為、税務署などに問合せする時に何気に便利です。
ただし、双方できあがるものは同じなので、上記が気にならない場合は、特に気にするべきところはありません。

データ保存

オンライン版は、クラウド上に保存するのでPCが壊れた場合でもデータは安全なのですが、いかんせんサービスを解約するとデータすべてが消えてしまいます
ある程度のデータは解約前に抽出することはできるものの、(他会計ソフトで)以前のデータを完全再現する事は難しいですし、基本解約なしで使い続ける形になると思います。

対してパッケージ版は、データはPC保存とクラウド保存両方で可能です。そして、ソフト自体もPCにインストールしているので、他会計ソフトに乗り換えたりしても過去のデータを見る事が可能です。

スピード

データを入力して保存する場合、オンライン版の場合、通信速度に依存します。
高速な回線であればストレスなくサクサク使用できるのですが、低速回線だと保存の際に多少もたつきを感じるかもしれません。

どちらを選ぶかを決定する時のポイント

ちなみに、パッケージ版とオンライン版のデータの互換性は完全ではないので、すべてをまるっと引っ越しというわけにはいきません。(期首残高と取引データはエクスポート→インポート可)
なので、初めにどちらを選ぶかは非常に重要かと思います。

以下、選ぶポイントを列挙してこの記事を終了したいと思います。

オンライン版を選んだ方が良い人

  • 初年度のコストを安く抑えたい
  • スマホやタブレット、Macでも使う
  • 3台以上の端末で使う

やよいの青色申告 オンライン

 

パッケージ版を選んだ方が良い人

  • 契約解除or他社乗換え後もデータを保持しておきたい
  • 不動産売買を行なう
  • 出先で使う事がない(データをPC保存にすれば高速&快適)

コメント